
法学系学部
法学系学部の場合、法律を勉強していますので、資格を取るのに最適な学部と言っても過言ではないでしょう。
どうしてそんなことが言えるのかって?
考えてみてください、国家資格には、何かしら法律がからむ内容が多く、法律全般を学んでいる法学系学部の学生にとっては、理解しやすい分野が含まれますよね?
通常、司法書士や行政書士などがイメージしやすいと思いますが、そういう意味では「宅地建物取引士(宅建士)」の出題には権利関係の科目がありますので、法学系学部でも取りやすいと考えられます。
他にも、「社会保険労務士」の資格のためには、労働基準法や国民年金法などの勉強が必要になりますので、法学系が有利であると言えそうですね。
パソコン系のMOS検定(Word・Excel・PowerPoint)、TOEIC、ビジネス実務法務検定3級・2級なども役立つ資格となるでしょう。
経済系学部
経済系学部の場合は、得意の企業財務にからむ資格がおすすめとなります。
その代表的なものに、帳簿を作成するのに役立つ「日商簿記検定3級・2級」あたりがよいと思います。
「ビジネス会計検定3級・2級」の場合、貸借対照表や損益計算書など、帳簿を読みといて、企業業績や財務諸表を解析する能力の指標となります。
金融業界を目指す経済系学部の就活時に、非常に有効な資格と言えるでしょう。
また、近年注目を集めている資格が「FP技能士3級・2級」や「証券外務員二種・一種」です。
就活に役立つのはもちろんのこと、企業に勤めて力や人脈をつけた後、FPとして独立する際にも役立つ資格となるでしょう。
その他、MOS検定(Word・Excel・PowerPoint)、TOEIC、年金アドバイザーといった資格も検討してみてください。
理工系学部
理工系学部の場合は、ITにまつわる資格が人気となっていて、ITエンジニア関連や知財関連の資格が将来的に役立つと考えられます。
他の学部でもありましたが、MOS検定(Word・Excel・PowerPoint)、TOEIC、CAD2級、そしてITパスポートという聞き慣れない資格もあります。
MOS検定は専門的というよりは、初心者の入門編といった資格ではありますが、学生のうちに資格試験の勉強をすることで、いずれ役立つスキルを身につけておけば、就活や仕事に繋がるでしょう。
コンピューターで設計や製図を作成する「CAD2級」は、建築の設計、商品の設計に役立ちますので、近年理工系学部に人気がある資格となっています。
その他
だいたいどの学部もMOS検定(Word・Excel・PowerPoint)とTOEICは取っておいた方がいいということがわかると思います。
あとは、簿記や秘書検定など、就活で他人と差をつけるアピールに使える資格となります。
独学で難しい場合は、ダブルスクールやオンライン講座なども利用できます。
資格を持っていると、どんな時に役立つかわかりません。
資格取得が趣味なタレントさんもおられますが、学部に関係ないように見えても、就活に繋がる資格はいくつもあります。
比較的難易度が低いものについては、勉強することは無駄にはなりませんので、とりあえず取っておいてはいかがでしょうか。