キャンパスライフが始まると必要になってくるものと言えば、住む場所です。交通の便がいい場所は高くて入居は無理だとおもっていませんか?ところが、そんな学生の希望通りの物件が存在するのです。ここでは、学生マンションと賃貸アパートどちらが学生生活を充実させてくれるか比較してみました。
学生マンションとは?
文字通り、学生が集って住む、学生専用のマンションのことです。多くの学生マンションはキャンパスから歩いて通える場所にあったり、駅に近い場所にあったりします。学生だけが入居しているマンションで、家族連れや社会人は居住していません。入居契約時には、合格証や学生証など学生である身分を証明する書類が必要です。
学生マンションのメリット
マンションに居住しているのは、自分と同じくらいの年齢の学生だけが入居しています。そのため、他の住人に対する不信感も低減されます。つまり明らかに同年代でない不審人物がうろついていると監視カメラを通してすぐにばれるので、泥棒などの心配が低いといえます。
さらに、備付けの家具や家電やカメラ付インターホンがついていたり、Wi-Fiが使用できたりと設備が充実しているのも学生マンションのメリットと言えるでしょう。
学生マンションは食事がしっかり出る
学生マンションの中には、管理栄養士が監修するメニューが朝夕しっかりでる学生マンションも少なくありません。学生の健康を考え、和食と洋食バランスのとれた食事レシピを出してくれます。また、食べ盛りの学生に満足してもらえるように、ごはんをお替わり自由にしている学生マンションもあります。
セキュリティーがしっかりしている
多くの学生マンションはオートロックや警備会社の防犯システムを導入している物件が少なくありません。つまり一般的なマンションやアパートよりも防犯面で恩恵を受けられるのです。また、学生マンションは、外部のセキュリティー会社と契約もしていますが、内部のセキュリティーにも力を入れています。例えば標準でオートロックや防犯カメラ、ピッキング防止錠前がついているのです。さらに学生マンションの中にはトラブル防止のため、管理人が常駐している物件もあります。
設備が充実している
セキュリティーのほか、今どきの学生に必要な設備も学生マンションにはそろっています。特にその中でもついていると便利な宅配ボックス、クローゼット、テレビモニター付きインターホンなどがあります。また、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、キッチン、ユニットバスが最初から標準装備されている学生マンションもあります。必要最低限の家具や設備があると買いなおしをせずに済みます。つまり浮いたお金をキャンパスライフや勉強に使えるのです。
通学する学校の近くにある
学生マンションは大学の隣にあったり、公共交通機関へ簡単にアクセスできたりする場所にあります。つまりキャンパスにアクセスしやすい立地にあるのです。仮に深夜バイトから帰ってきても講義が始まるギリギリまでゆったりとしていられます。
学生マンションのデメリット
学生マンションにはとメリットもありますが、デメリットもあります。順番に確認しておきましょう。
騒がしいことが多い
学生マンションは、大学や専門学校に通う学生専門のマンションです。そのため年齢層が低く、部屋に友達を呼んで騒ぎ、近所迷惑になることもあります。したがって静かな環境を好む人には向いていないでしょう。
学生マンションの空き部屋が見つけられない
合格する前から学生マンションは予約できます。予約できる物件の多くは、卒業生が部屋を出るのを見越して予約を受け付けます。そのため、卒業予定の入居者が大学を予定通り卒業できなかった場合、物件に入居できなくなる恐れがあります。また、人気のある学生マンションは早い時期に予約しないとすぐに埋まってしまうことも珍しくありません。
毎年更新料がかかる
学生マンションの多くは1年契約です。ということは1年ごとに更新料がかかるのです。なぜこのような仕組みになったかというと、1年制や3年制の専門学校に通学する人や入学後のキャンパス移動を考慮しているからです。更新料には一般マンションでいわれる礼金を支払わなくてはなりません。学生マンションではこれを「入館料」や「入館金」と呼びます。礼金の価格は毎月の家賃と同じ程度で、入館料は契約途中で解約しても返金されません。
気になる方は、ぜひ一度学生マンションを探してみてください。
賃貸アパートとは
学生マンション以外の選択肢として賃貸アパートがあります。不動産業界では、それぞれの建物の構造で見分けます、賃貸アパートは木造やプレハブ造り、軽量鉄骨造りのものを言います。しかし、アパートとマンションの間に明確な違いはありません。アパートは昔と違いそれ=古い物件とは限りません。したがって、居住空間の快適さはそんなに変わりがないのです。
賃貸アパートのメリット
アパートの最大のメリットは家賃や管理費が比較的安いこと。安さの秘密は、多くのアパートが木造や計量鉄筋で建築されているからです。また、駐車場など共用スペースコストも全般的におさえられるので、マンションに比べると月々家賃が安めになっています。
管理費がかからない
アパートの中には管理費を含まない物件も存在します。ですが、管理費が無いからと言ってアパートの管理をしないというわけではありません。なぜなら大家には入居者が快適に過ごせるよう最大限努力をしなければならないからです。そのためアパートは管理費の有無でそのアパートの優劣は決まりません。アパートの優劣は口コミを使い実際に住んでみないとわからない部分があるので、何とも言えない部分があるのです。
おしゃれな物件が増えてきている
築年数が古いアパートでも近年はリノベーションをして、おしゃれな物件になっているアパートも少なくありません。リノベーションをすると、外観は古くても部屋の中がオシャレに仕上がります。
技術革新で耐久性と耐震性が優れた物件も
アパートと聞くと、耐震性に疑問を持つ方も少なくありません。しかし、2013年に改正された耐震改修促進法により、賃貸アパートの耐震診断が義務付けられました。そのため多くの物件で耐震補強工事がされています。耐震工事をしていれば、最近建築されたアパートと変わらない耐震性があります。
賃貸アパートデメリット
アパートは計量鉄筋構造、木造どちらにしても構造物の重量が無いため、どうしてもご近所に音が伝わりやすくなっています。音に敏感な人は可能であれば避けた方が無難でしょう。また、アパートの場合、建築物が低層の物件が少なくありません。そのため窓やベランダに防犯対策をする必要があります。さらに、マンションと違いオートロックが無いのでより一層の防犯対策をしなければなりません。
契約開始時期にきをつけろ
アパートの契約時期には十分注意しましょう。一般的には上京して、入学式が始まる3月の契約なら問題がありませんが、推薦入学や、私立大学に合格し、早期に入学が決まった場合すぐに契約を済ませがちです。しかし、大学卒業の4年後の3月1日に借りた部屋にいると仮定したら、2月に契約した人は更新料を払わなければなりません。4年後はどうなっているか予測がつきません。更新料を払えなくい事態にならないように契約の開始時期には十分注意しましょう。
キャンパスから遠い
賃貸アパートは公共交通機関や学校が近ければ近いほど家賃が高くなります。そうなると自然に駅から遠くてアクセスしづらい場所に住むことになります。特に公共交通機関から離れていると、朝早く起きなければなりません。朝が弱い人はきつい学生生活となるかもしれません。
まとめ
キャンパスライフに必須の居住部屋について、学生マンションと賃貸アパートを比較しました。学生マンションと賃貸アパートどちらともメリット・デメリットがあります。どちらにするかは学生のライフスタイルによりますが、多少割高でも食事やセキュリティーがちゃんとしている学生マンションを選んでみてはいかがでしょうか。